【在宅酸素レンタル体験談】夢を叶えたHawaii旅行

在宅酸素
クリスマスツリーと一緒に撮った家族写真

2013年12月 三原様 広島県 酸素利用者 健太郎君6歳

私たち家族の長男「健太郎」は、3歳の誕生日の直前、家族旅行中に“急性脳症”という病気になり、それ以来24時間人工呼吸器を使用しています。約半年間の入院生活の後、在宅生活が始まる前に医師や看護師、ヘルパーさんなど、これから関わってくれる人達を前に言ったことがあります。

それは、「私達の夢は、いつか健太郎を連れてディズニーランドと海外旅行に行くこと!」ということでした。

それ以来、夢を叶えるため飛行機の“練習”として北海道の稚内、沖縄の石垣島―波照間島といった旅行の経験を積み、2012年の3月には、海外旅行の第一歩として韓国の「釜山(プサン)」に船で旅行に行くことが出来ました。

旅行の問題は“酸素の手配”

これらの旅行で一番の問題だったのは“酸素の手配”でした。健太郎は24時間酸素を使用しているわけではありませんが、ちょっとしんどい時には酸素が必要で、どこに行くときも酸素は常備しています。

北海道旅行の時は、お世話になっている酸素業者さんが、北海道の提携業者に連絡をしてくたおかげで、ホテル到着時にはボンベを持ってきてくれ、部屋には酸素濃縮器も設置してくれました。

また沖縄旅行では、提携している業者が沖縄には無かったため、酸素ボンベを船便でホテルまで送りました(日本国内でも航空便では運べないため)。

続いて釜山旅行では、日本から送ることはできませんでしたが、船に持ち込むことができたため、旅行かばんにボンベを詰めて持って行きました(2泊3日で10本)。

今回のハワイ旅行

今回のハワイ!インターネットで調べると、現地で酸素を手配してくれ、しかも安心の日本語対応(大事なポイントです!)。こちらの山崎さんにお世話になることで、夢を叶えるための計画が進み始めました。

日本滞在中から親切・丁寧な対応で、メールでやり取りをしながら、知識のない私達も必要書類を揃えることが出来ました。日本では、関西国際空港からJALに乗り込み、飛行機内はJALの酸素ボンベを使わせてもらいました。 

ハワイに着陸すると、事前に山崎さんが手配してくれた酸素ボンベが機内に持ち込まれてすぐに使用することができました。このおかげで、酸素が切れることなく現地入りすることが出来ました。

ハワイを満喫

ホテルにチェックインすると、山崎さんとスタッフの方が部屋に来て下さり、オーダーした酸素ボンベの配達と酸素濃縮器の設置、そして機器の使用方法の説明はもちろん、私達がきちんと使用できるかの確認もしてくださいました。

こういった安心できるサービスのお陰で、ハワイ滞在中は公共のバスに乗ってワイキキから西へ向けて2時間半かけて「Wet’n Wild」に行ったり、翌日は東に向けて「Sea Life Park」に行ったりと、オアフ島を西へ東へと移動して旅行を満喫することが出来ました。

印象的だったザ・バス

印象的だったのは、バス移動の便利さです。日本では、車椅子対応のバスも有りますが全てではありません。ハワイではどのバスにもスムーズに乗ることができました。

また、どこに行ってもスロープがきちんと設置してあり、日本のように大きな段差のところを数人で持ち上げるということもありませんでした。ただ、さすがにワイキキビーチの砂浜では、車椅子のタイヤが埋まってしまいましたが(笑)。

安心して行けたハワイ旅行

ハワイは気候もよく、食べ物も美味しく、とても良い所でした。楽しかった旅行もあっという間に終わり、私達の夢は“ひとつ”叶いました。こうやって、安心して旅行をすることができたのは、現地での“確実”で“安心”できるサービスがあったからです。

健太郎本人も元気に旅行を終えることが出来ました。小4の姉も「ハワイ楽しかった!またみんなで行こうね!」と言ってくれています。さて、次なる目標は「ディズニーランド」ですが、どこの国のディズニーにするかはまだ決めていません(笑)。

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